研究レポート『都市の”農”について考える その2 ~東村山編~』(茂呂英雄)

茂呂研究員から「都市の”農”について考える その2 ~東村山編~」のレポートを頂きました。

レポートでは、東村山市の農業関連データ、農業者及び市民の意向調査並びに市の農業関連の取組を整理・考察した上で、現段階で考えられるアイディアが項目ごとに提示されています。

いくつかご紹介すると

・多摩湖梨や多摩湖ぶどうというブランド品があるが、十分に市民に知られていない。

・地元の農産物に対する市民の期待は高いが、実際に手に入れる機会が少ない。

・販売方法として、直売所に頼るのではなく、積極的に市民の中や地域に出ていくことが必要

(会員制販売の導入、移動販売車、宅配事業など)

 そのことによって、市民と市内の農家との距離が縮まる。

・市の施策は大規模農家向けのものは用意されているように見えるが、農地の減少が危惧される小規模農家への手立てが不足している。

・小規模農家の担い手が市民の力を活用していく仕組みを、農家と市民との交流の中で模索していくことが大切。体験農園は、農地の利用を通した新たなコミュニティの形成につながる一つのモデルになる。

下記のレポート名をクリックしてください。

研究レポート「都市の”農”について考える その2 ~東村山編~」👆

地誌東京研究会

本会は、地理及び地誌に関心を持つ会員の交流を図るとともに、 対象とする地域の調査・分析を通じて、 地域の課題解決に向けた取組や持続可能な将来像について 記録・研究することを目的としています。

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